ある朝、ワコが目覚めると周囲には誰もいなかった。 不思議に思いつつも海岸までやって来たワコは、そこでタクトの姿を見つける。 歩けども歩けども他の誰もいない、タクトとワコの二人だけの世界。程なくタクトは「本土に行ってみる?」とワコに言うが、その言葉にワコは哀しそうに黙り込んでしまう。やがてワコは、彼女がこの島から出られない理由をタクトに話し始めた。